小川培地

昔から使われている結核菌用の培地が小川培地です。培養時間に4週間以上必要です。まれに小川培地だけ陽性の場合があるのと薬の効き目を確認する感受性用検査のための菌を入手するのに必要な培地です。

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昔はまず喀痰検査し、4週間以降に「小川培地」という検査法で陽性結果が出た場合に結核と判断していました。しかしそれでは時間がかかり過ぎるので、今は小川培地より短時間で培養できる「液体培地」や結核に対する免疫記憶を調べる「血液検査」などを使って、より早い段階でより正確な結核の診断ができるようになっています。検査の内容や順序は病院の規模や設備によって異なりますが、いずれかの検査で結核が疑われた段階で、専門病院に回される場合が多いです。

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引用元:結核の検査法