採血管の種類

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血液は血管の内壁を構成する血管内皮細胞以外の物質(異物)に接触すると凝固するという性質を持っています。

 どの検査も同じ容器ですめば簡単なのですが、残念ながら、検査により、

  • 血清か血漿か、血漿なら抗凝固剤の種類
  • 血球成分の必要性
  • 保存剤・前処理剤の必要性
  • 検体必要量(特に真空採血管)

などがまちまちで互いに矛盾しているため、それに対応しておびただしい種類の採血管が用意されています。よく使うものだけでも10種類近くはあるでしょう。
 採血容器は、抗凝固剤なし(血清用)と抗凝固剤入(血漿・全血用)の2種類に大別して考えると理解しやすいです。